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右手尺骨骨折の経過観察(完治まで約1年間かかりました)

空手の大会で右手の尺骨を骨折しました。

完治までは約1年と長いことかかったので、その経過観察を記録として残します。

骨折当時の状況

空手の大会に出場し、決勝の舞台。

相手は180センチ、80キロ。(自分よりも15センチ高く、15キロ重かった・・・無差別級試合の酷なことよ・・・)

相手の右中段蹴りが前に出ていた右手を払うような形でヒット。

右手が背中側まで吹き飛ばされるくらいの勢いだったみたいです。

おそらくこのタイミングで骨折していたんですが、アドレナリンが出まくっていたのでこの後も試合終了まで右手で突きを出したり、防御していたりしますね(笑)

勝ったから良かったものの、という結果でした。

骨折が判明したのは試合5日後

試合当日ももちろん痛みはあったのですが、空手ではよくある打撲的な痛みで、腫れもなく、青あざがあるくらいだったので、一過性でしばらくすれば治るだろうと思っていました。

(ただ、運転するには支障が出てくるの痛みだったので、帰りは道場の方に運転を代わってもらいました。)

変化が現れたのは3日後くらいで、写真の様な右手の内側に内出血を確認。

このとき痛みは鈍痛で、仕事(デスクワークでPCを使用)でキーボードを打つ際に、手首が手の甲側に反らせることができないくらいの痛みでした。

この時点での処置はテーピングとアイシングを自宅で行っていました。

ところが、寝返りするたびに痛みが発生し、寝られなくなってきたので5日後に整形外科を受診。赤線は雑に書き足しました。

先生に「骨折してませんよね?」って聞いたら、「うーん、折れてるよこれは完全に」って言われました。よく今まで来なかったよねーとも(笑)

右手尺骨は、前腕における小指側にある大きな骨です。

手をねじる(捻転)の動きや肘を曲げる(屈折)の動きをする際にも筋肉と連動して動くそう。

すぐにギブス(シーネ)で固定という判断になりました。この時点で全治6ヶ月くらいとの診断。

粉砕骨折に該当するのかな?と思います。

骨折の種類はこちらのサイトの画像がわかりやすいので参考まで。

約1ヶ月経過

約1ヶ月経過後の状態。

骨の周りに白いモヤみたいなものは骨の素になるものだそう。

このとき気なったのはヒビが入っている箇所が濃くなり、隙間が広がってきていないか?という心配。

縦方向から取ったレントゲンでは、骨片のようなものも観察できました。

このときに「あれ?意外と重症じゃないか?」と思うようになった私。

子どもは回復力もあるそうで、1ヶ月も経てば結構治ってきている場合が多いそうですが、こちとらそんな回復力もなく、ひたすら安静にする日々。

約5ヶ月経過の状態

1週間に一回は通院していたんですが、写真撮り忘れてました。(というか撮影させてもらえるのって意外と貴重)

この写真は約5ヶ月経過したときに撮影。右が1ヶ月前くらいかな?(ちょっと記憶がない)

隙間の白いモヤみたいな骨の素がなくなって隙間がはっきりと観察できる。

特徴的なのは、骨折した部位の周りが山のように膨らんで変形しているように見えることですね。

自然治癒でいくか、手術でいくか

たしか、このタイミングで自然治癒で治すか、手術で治すかということを考えました。

プロの選手でもない・仕事もなんとかできているので、ボルトを入れるためにメスを入れるかどうか。

結構悩みました。全治6ヶ月くらいだと言われていたけ5ヶ月でこんな状態なのでエントリーしていた空手の試合も結構流れてしまっていたし。(エントリー代も馬鹿にならん)

結論、自然治癒を選択して、超音波治療をすることにしました。

できる限り通って超音波治療

1回20分程度ですが、仕事をしながら毎日通うのはなかなか難しい。

それでもできる限り通いました。

通い続けた結果、約1年で完治という診断をいただきました。

正直、通うのがしんどかった。

もしかすると、手術したほうが早く治ったんじゃないかとも思うんですが、結果として自然治癒で治ったので良かったな、と感じています。

治す過程で取り組んだこと

5ヶ月経過した時点で「全然治ってないんじゃないか?」という不安がありました。

そこで思い至ったのはカルシウムが足りてないんじゃないか?ということ。

普段の食生活ではおそらく補えきれていない。

骨折は骨の怪我なので、シンプルにカルシウムが必要だと思いました。

参考:https://fracture-net.jp/topics/topics09.html

食生活におけるカルシウムの摂取量を把握するにはアプリが便利

まずは自分がどれだけカルシウムを接種していないのか、を知るために「あすけん」というアプリで食事の記録を始めました。

結果、カルシウムもビタミンも何もカニも足りていなかったことがわかりました(笑)

(むしろ多かったのは脂質・・・話が変わってしまうので割愛。)

カルシウムのサプリメントを摂取する

全然足りていないけど、普段の食生活に必要量のカルシウムを追加するのはなかなか難しい

ということで、アマゾンで売っているカルシウムのサプリを注文してカルシウム接種することにしました。

ただし、整形外科の先生に「最近サプリでカルシウム接種してます!(๑•̀ㅁ•́๑)✧」と伝えたら、

「医師としてはサプリで摂取したから骨折が治りやすいとは言えないのよ。努力は大事だと思うよ!」と言われました(笑)

正直に伝えてもらったのですごく信頼できました。

参考:

カルシウムに骨折の予防効果なし、食事もサプリも|あなたの健康百科|Medical Tribune
カルシウムには骨折予防のイメージがあるが、それを覆すような研究結果が、ニュージーランドから報告された。同国オークランド大学医学・健康科学部のマーク・J・ボランド准教授らは、これまでに報告された70件以上の研究を分析した結果、食事でもサプリ
第9話 危険因子と予防(ビタミン・生活習慣・サプリメント)
カルシウムと並んで重要な要素はビタミンDです。ビタミンDは骨形成を促進するとともに、消化管からのカルシウムの吸収を助け、腎でのカルシウム排泄を抑制します。...

デスクワーク(特にリモートワーク)だと、陽の光を浴びることが少なくなるので、骨組成があんまり促進されない、というのは今回の実体験で実感しました。

カルシウムを接種したら積極的に陽の光を浴びるべき!(植物が育つのと一緒だよきっと!)

カルシウムサプリの効果はあった気がする

エビデンスはないのですが、実際にカルシウムのサプリメントを摂取するようになってから、骨の回復が早くなってきたと思いました。

大切なのは、自分に必要な栄養素を把握することだと思いました。

太陽光を浴びるために外でリハビリ(トレーニング)

家の中で筋トレも悪くありませんが、できれば戸外に出て散歩やジョギングをしてください。筋力が付く上に、ビタミンDも合成される、まさに一石二鳥です。1日日陰で30分くらいが目安です。ビタミンDを含む食品はあまり多くありません。そんな中で魚介類(サンマ、サケ、サバなど)や干したキノコ(干しシイタケ、きくらげなど)はおすすめです。
ビタミンKは骨質の維持に重要な役割を果たしています。ビタミンKを多く含む食品としては納豆が有名です。納豆1パックで1日のビタミンKの必要量をほぼ満たしています。納豆を毎日食べる人は、骨折リスクが44%も減少するという報告もあります。その他小松菜などの緑色野菜にもビタミンKが含まれています。
その他に骨の代謝に必要なビタミンとして、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸(ホモシステインの代謝に関係)、ビタミンC(コラーゲンの合成に必要)などがあります。

(引用:https://www.kameda.com/pr/osteoporosis/column2-9.html#:~:text=%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%92%E3%81%82%E3%81%9F%E3%81%A3,%E5%A0%B1%E5%91%8A%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%80%82

骨折してから痛みでなかなか運動ができなかったので、5ヶ月目の状態を見て、少しでも外で運動をするようにしました。

右手は使えないので、左や下半身のトレーニングを太陽の下で行うを心がけました。

デスクワークなので、座りっぱなしで姿勢も悪いし、歩くことも少なくなっていたので健康維持という点で一石二鳥でしたね。

身体全体を動かすような運動

トレーニーたちの動画も色々回ってチェックして、

  • 大きな筋肉(背筋や大腿筋)を動かす
  • 柔軟性を高める運動
  • 下半身のストレッチ
  • お風呂で温冷浴

をメインに寝る前などに時間を作ってやり続けました。

これをやったことで全身の血行が良くなって、必要な栄養素が体に巡った気がします。

また、右手(利き手)が使えないため左手(逆手)で日常生活を送れるように鍛錬したことで、意外と左手が使えるようになりました。

箸を使うのはおすすめ! やり始めはかなり神経を使いましたが、慣れてくると少し両利きになってきて便利になりました。

まとめ

  • 尺骨骨折は重症
  • 仕事で使うなら手術のほうが治りが早そう
  • サプリメントは摂ったほうがいい
  • 陽の光が大事
  • 運動も大事
  • そして1年後の同じ大会で今度は左手の指を骨折(!!)

ということで骨折の経過状況をばーって書いてみました。

同じことになった人がいたらぜひ試してみてください!

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