自宅だけど、気分はキャンプ! というのがベランピングの楽しいポイント。
でも、どんな道具から始めればいいのか悩みますよね。
「最初からお金を掛けるのはどうなんだろう?」
「使い方が難しいのはちょっと嫌だな」
そんなときにオススメなのが寝袋(シュラフ)です。
購入してすっぽり入るだけでちょっとした非日常なキャンプ気分が味わえます。
寝袋(シュラフ)の種類
寝袋(シュラフ)には「マミー型」「封筒型」という2つの種類があります。最近では着たまま生活できる「歩ける寝袋」型というものあるようですが、ここでは割愛します。
マミー型
ミノムシのように、すっぽり入ることができて、保温性の高い寝袋(シュラフ)がマミー型です。
寝袋というとこちらの形を想像される方が多いのではないでしょうか?
入り口を窄ませることができるため、防寒性が高いです。
イモムシのようにモゾモゾと動けるので、うちの子どもには人気です。おそらく小さいお子さんには人気だと思います。
封筒型
封筒型はその名の通り、封筒の形をしたタイプの寝袋(シュラフ)です。
マミー型に比べると入り口が大きく開いているため保温性は落ちますが、ゆったりとした居住性があります。
小さい子どもと一緒に寝る場合はこちらの形がよいと思います。
マミー型と違い、入り口が大きくて顔や肩周りが寒い場合がありますが、上着や毛布を組み合わせることで快適性が高まります。
封筒型の寝袋は、2セットを繋げることができるタイプもあるので、より広く使うこともできます。
寝袋(シュラフ)の選び方
寝袋(シュラフ)は種類が豊富! 豊富というよりも多すぎるのでどれを選んでいいかわかりません。
一番よいのは、キャンプ用品店で実際にプロにアドバイスをいただくのがいいと思います。
ただ、ちょっと始めてみようかな、という気持ちだとキャンプ用品店にわざわざ行くほどではないと考える方もいらっしゃると思うので簡単な決め方を記載しておきます。
価格で選ぶ
最初は安いものから試してみるのはよいと思います。
寝袋で寝た経験のある方なら機能性を重視するようになると思いますが、初心者なら価格で選ぶというものありですね。
値段はAmazonなどで2,000円くらいから購入することができるようです。
価格が安いものは耐久気温が高い(あまり寒いところだと使用が厳しい)アイテムも多いですが、ベランピングに使用する程度であれば十分だと思います。
私は5,000円程度のものを使っていて、外で使用するときはテントやマットを併用することで快適に過ごしています。
室内では寝袋のみで少し暑さを感じるほどの保温性があります。
使う場所・季節に合った気温で選ぶ
寝袋(シュラフ)を選ぶためのポイントとしては「快適使用温度」と「限界使用温度」があります。
快適使用温度とは「この気温までなら温かく眠れる」の温度。
限界使用温度とは「寒さを感じるけど使用可能。ただし服装や他のアイテムで工夫が必要」という温度。
夏用、冬用、スリーシーズン(春・夏・秋)の種類がありますが、快適使用温度や限界使用温度の定義はメーカーによって違うので購入の際は確認しておいたほうがよいでしょう。
夏用寝袋
夏用寝袋は生地が薄く、快適使用温度が5℃〜のものが多いです。
「そもそも夏に寝袋っているの?」と思われる方もいると思いますが、夏でも山などは夜に気温が下がる場合があります。
また、汗をかくことも多いので、丸洗いできるタイプだと簡単に自宅で洗濯ができるため便利です。
抗菌仕様の寝袋も出ているので、使用頻度が高くなる場合は選択肢に入れておくといいかもしれません。
夏に寝袋を使うなら保温性はあまり高い必要がないので、封筒型寝袋がおすすめです。
冬用寝袋
反対に冬用寝袋は生地が厚く、保温性が高いことが特徴です。快適使用温度は-15℃から対応しているものがあります。
当たり前ですが、冬の夜はかなり寒くなりますので、快適使用温度が0℃の寝袋で気温が-5℃の場所で寝る場合、寒くてねれなくなってしまう可能性が高いですね。
ベランピングする場所があまり気温が下がらないのであれば、快適使用温度が高くても毛布や服装などを工夫することで快適に寝ることもできます。
冬用寝袋は寒さに耐えられるように中綿がたくさん詰めてあるので、夏用寝袋に比べると収納するときは少しサイズが大きくなることも注意点です。
スリーシーズン(春・夏・秋)対応寝袋
夏用寝袋と冬用寝袋の中間にあたるのがスリーシーズン対応寝袋です。快適使用温度は5℃~10℃くらいに設定されているものが多いです。
想定されている季節は春・夏・秋のスリーシーズンとなります。夏は寝袋だけ、春・秋は服装や他の防寒アイテム(毛布や寝袋の重ね掛け)と組み合わせて使うことで各気温に対応するのが一般的です。
個人的には、初めて寝袋を購入するならスリーシーズン対応寝袋がいいと考えます。
特にベランピングで寝袋を使うならなら、急に寒くなったとしても布団や毛布などを併用しやすい環境にいますしね!
価格も1万円以下のものもたくさんあるので、見た目で選んでも楽しいと思います。
番外編:高機能寝袋
ベランピングでは使うことはないと思いますが、高機能な寝袋も販売されています。
バッテリーが付いている発熱パッドが内蔵されている寝袋。 寝始めを暖かくして快眠を目指すことができますね。
意外と値段も安いというのがいいですね。
-25℃まで耐えることができる寝袋。真冬の外で寝袋だけで寝る場合などに重宝しそうですね。
高機能なので3万円くらいするので、冬用の寝袋で安心したいならば買いかもしれません。
まとめ
以上、ベランピングで使える寝袋と種類を紹介してみました。
寝袋は、ひとつ持っておくと非日常のキャンプっぽいことができてベランピングにはオススメのアイテムです。
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